中華まんレビュー <1999秋-2000春>期

この冬のかわり中華まんレビュー(順不同)
名前(販売店あるいはブランド)
五段階評価。★は多い程良い。評価基準は味と企画性。
コメント

オレンジサワーまん(ローソン)
★★★
昨年から目立つようになったお菓子系の中華まんのひとつ。名前の通り酸味のあるオレンジ風味の中華まん。オレンジの皮の入った皮に、中身はヨーグルト風ソース。不味くはないが、だからといって温かいことに意味があるわけでもない。ちなみに、99年11月現在、すでに見かけない(笑)

カフェオレまん(ローソン)
★★
コーヒー色の皮に、白(ミルク)と茶(コーヒー)の二色のクリーム系のあんが入っている。確かにコーヒーなのは分かる、という程度。

味噌そぼろまん(ローソン)
★★★★★
みそ味の肉まん。みそ風味というのが珍しく、また美味しかったので高評価。これは定着して欲しいと思うのだが、どうだろう。

うなぎまん(ファミリーマート)
あんの部分に味付けのされた魚肉が入っている。ただ、その魚肉がうなぎ、というよりはさんまの蒲焼きに似ている。醤油のおかげで不味くはないが、決して美味しいわけでもない。

ミルクキャラメルまん(ファミリーマート)
★★★
昨年から目立つようになったお菓子系の中華まんのひとつ。キャラメル風味の皮(キャラメル色)の中にミルク味のあん(白色)が入っている。キャラメルの味は良く再現されているが、くどくはない。

焼き鳥まん(ファミリーマート)
★★
焼き鳥というのだから甘めの味付けかと思ったらそうでもなかった。肉も挽肉でないというだけでどこが焼き鳥なのか今ひとつ不明。醤油系の味なので不味くはないが。

じゃがバターまん(サンクス)
★★★★★
変わりまんとしては珍しい昨シーズンからの継続もの。白い皮に、ジャガイモ主体の白いあん。ただし、昨年のものでネックだった色味と味の起伏の乏しさが、前者はニンジンとグリンピースの配合によって、後者は塩を心もちきつめにすることで改善されているところに高い評価を与えたい。

バナナまん(サンクス)
★★
昨年から目立つようになったお菓子系の中華まんのひとつ。黄色みがかった皮に、やはり黄色みがかったばなな味のあん。目新しい味ではないと思う。

ビーフボックス(ヤマザキ系)
★★★★
牛丼風といううたい文句に違わない、甘めの味付けの薄切り牛肉主体のあんが心地よい。皮が四角形をしている。大きな冒険はしていないが、手堅くまとめた変わりまん。

中華街風・チャーシューまん(スリーエフ)
★★★
薄切りの豚肉があんとして入っているが、味は普通の肉まんと変わらない。まずくはないのだが、今ひとつ意図が伝わってこないような気がするのも事実。

鳥コンフィー(井村屋ブランド)
★★★★
コンソメ風の味付けの中華まん。皮の頂上部に鳥の焼き印が押してあるのが目印。あっさりとしているが、個人的には好み。

カルビまん(セブンイレブン)
★★★
味はとりたてて違う、というほどのものではないが、カルビ肉と分かる歯ごたえの肉があんに入っていたのは好感。

中華街風・海鮮まん(スリーエフ)
★★★★
鼻を近づけるとシーフードだということがわかる。食べてみると、シーフード。なんだか目新しい気がする。ただ「海鮮」というよりはむしろ「たこ焼き」に近いような気もした。確かにたこも入ってたけどなぁ………

陳さんの海老チリまん(サークルK)
★★★
肉まんなのにあんが赤い。チリソースだから。
肉まんなのにピリカラ。チリソースだから。
手堅くまとめた感はあり。

高菜まん(サンクス)
★★★★
肉まんをベースにあんに高菜が配合されている。高菜の量がそれなりにあるので、ピリッとした辛さがあり、美味。

陳さんの四川風肉まん(サークルK)
★★★
陳さんシリーズの一品。四川風ということで肉まんのあんに豆板醤が加えられている。手堅くまとめたピリカラ系の味。

プリンまん(井村屋)
★★★
お菓子系中華まんの嚆矢であるプリンまんは昨年に続いての登場。昨年のものはミニサイズだったが、プリンを潰したような形で平らな頂部が茶色く焼いてあるというデザインそのままに今年は通常サイズにボリュームアップ。あんはカラメル風味とカスタードクリームの2色が一緒に入っている。焼きプリンにも似た味は変わらず。

チーズまん(ファミリーマート)
★★
プリンまんとよく似たデザイン(頂部が平らでそこが茶色く焼いてある)の中華まんだが、あんがチーズ。
そのあんだが、クリーム状ではあるもののチーズケーキのように酸味のあるものではなく、スライスチーズ(プロセスチーズ)がそのまま入っているような味なので、プロセスチーズが苦手な人は手を出さないのが賢明。お菓子系なのか判断に苦しむところ。

DX海老チリまん(ファミリーマート)
★★
海老チリ、ということで少しオレンジ色の皮の中に海老チリが入っています。
でも、チリソースの海老含有量は少ないし、なんだか皮もふにゃっとしているし、でちょっと評価は低め。(皮に関してはファミリーマート全体の問題という気もするのだけれど)

DXつぶつぶ栗ームまん(ファミリーマート)
★★★
読みは「でらっくすつぶつぶくりーむまん」。なんだかスポーツ紙の見出しみたいだ。
皮はカレーまんよりは薄いけれど黄色。頂部に焼き印あり。中のあんはうすい栗鹿子と言えばちょうど良いだろうか。それに「つぶつぶ」に相当するらしい栗の実。全体として栗の味は良く再現されている。

トンコーロー(サンクス)
★★★
ここまで来るともう、何がなんだか。
皮自体は普通の中華まんと全く同じだが、細長い。で、そのなかにあんとして入っているのは中華風ロールキャベツ。ウリは確か「豚の角煮がたっぷり」だったはず。
味はなかなか美味しかったけれど、180円という値段の割にはボリューム感が少し乏しかった。手間がかかっているのは分かるんだけどさ。

豚キムチ(井村屋)
★★★
手堅い味付けの豚キムチまん。識別点は頂部の焼き印。
どうも食べた感じでは挽肉ではなく細切れにしたスライスが入っているような印象を受けたのだけど。

カリカリまん カルビ焼き肉(ミニストップ)
★★★
ミニストップ「カリカリまん」シリーズの一つ。カリカリまんというのは、分かりやすく言うと揚げパンの中華まんバージョンみたいなもの。一度油を通しているので皮が揚げパンかカレーパンのように変質している。
外見はこんがりきつね色な、カレーパンのような状態。「カリカリまん 海鮮まん」との識別点は不明。
中身はセブンイレブンのカルビまんに似ているが、こっちのほうがカルビ係数は高かったように思う。