《は行》

ばいおはざーど【バイオハザード/biohazard】
  1. 遺伝子組み換え等によって有害な遺伝子を持つようになったバクテリアやウィルスが、人間やその他の生物に脅威を与える生物学的状況や生物学的危険をいう新語。このようなバイオハザードを防止するために、1976年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)によって、組み換えDNA実験指針であるNIHガイドラインが成文化され、遺伝子工学の実験に制限が設けられた。日本でも1979年に「大学等の研究機関等における組み換えDNA実験指針」が公示され、実験設備による物理的封じ込めと、取り扱う微生物の生物学的封じ込めにより実験の制限をしている。この指針は1982年以降何度も改正され、現在の遺伝子工学実験はこれのもとに行われている。
  2. 1996年にCAPCOMが発売したプレイステーション用ソフト。第一回日本ゲーム・オブ・ザ・イヤーで第四位、同イベントの特別賞三部門(フレッシュ賞、ビジュアル賞、サウンド賞)オール第一位を獲得した名作。1997年にはサターンへの移植や、"2"のPS、SSでの同時発売を予定している。
……まーく【バイオハザードマーク】
  1. 二次汚染の危険性のある細菌、生物サンプルに付けられるマーク。80年代前半にアメリカで定められた世界統一規格。
  2. 加持が持ってきた硬化ベークライトで固められたアダムの右上に付いていたもの。
ばうむくーへん【バウムクーヘン】
  1. ドイツの伝統的なお菓子の一。年輪状(バウム)にカステラを重ねて輪切りにしたもの。
  2. ドイツ語。
はこねろーぷうぇい【箱根ロープウェイ】
  1. 箱根登山鉄道芦ノ湖側の末端の強羅駅と芦ノ湖北端の桃源台駅とを結ぶロープウェイ。
  2. 第三新東京市における地対空迎撃戦時には連装機関砲を装備したゴンドラを用いて戦闘に参加する。
はちななしきていさつけいかいしゃ【87式偵察警戒車】
  1. 87年に制式化された自衛隊の装輪装甲車。小松製作所製で、全長5.99m、重量14t。主砲として25mm単装機関砲を装備し、舗装道路では最高時速100km。
  2. 「第25話」の戦闘シーンには、これの車体に74式と同じ105mmクラスの主砲を搭載した車両が登場していたが、現在それに相当する車両としてはドイツのヘンシェル社が製作しているTH400というレオパルトTと同じ105mm砲を搭載した装甲車などがある。劇中に登場した車両の場合はさらに、砲塔の両側にTOWミサイルのランチャーと思われるものがあったが、発射シーンがなかったためによく分からない。
ばっくろーりんぐえんとりー【バックローリングエントリー】
  1. ダイビングにおけるエントリースキルの一つ。主に十分深度がとれるところでボートなどの縁に腰掛け、そのまま上体を後ろに倒すように水に落ちる。
  2. プールサイドで行うには危険極まりないエントリーである。
ぱとす【パトス/PATHOS】
  1. 一時的な情念のこと。
  2. 時代を快刀乱麻する一流の低俗。
はなのあすかぐみ【花のアスカ組!】
  1. 昔懐かしのテレビドラマのタイトル。(但し、アスカはひらがな)
  2. Model Graphix誌のアスカファンコーナー。
はーもにくす【ハーモニクス】
  1. EVAとパイロットの連動率。シンクロ率に比例すると考えられる。
  2. これが高ければ高い程、パイロットはEVAを自分の身体のように動かせることになる。
……てすと【ハーモニクステスト】
  1. 機体連動試験のこと。
ばらすと【バラスト/ballast】
  1. 船の安定を図るために船底に積む荷。又は、気球などで上昇を制御するために積む砂袋のこと。重り一般のことも言う。
  2. 線路や道路などに敷く小石のこと。
  3. 本作品においては、バラストタンクのことだと思われる。
はるまげどん【ハルマゲドン】
  1. 新約聖書の黙示録にある光と闇の世界最終戦争が行われるという場所の事。
  2. 転じて、世界の滅亡を招く最終戦争の事もさす。
  3. 場に出ているランドの全てを破壊するという強力なソーサリー。「アーマゲドンデッキ」のキーカード。
ぱれっとがん【パレットガン】
  1. 劣化ウラン弾を高サイクルで発射する磁気レールガン。「パレット」とは魚用の固形の餌のこと。
  2. EVA用装備の中でも最も使用頻度が高い。
……はーどけーす【パレットガン・ハードケース】
  1. パレットガンを携帯するときに用いるキャリングケースのこと。非常用電池とほぼ同じサイズで少し厚め。
ばれんたいんきゅうせんりんじじょうやく【バレンタイン休戦臨時条約】
  1. 2001年2月14日に各国の間で締結された休戦条約。
  2. これによりセカンドインパクト後の混乱は一応の終結を見た。
  3. 2月14日に締結されたことより、この名がある。
はんどがん【ハンドガン】
  1. EVA用の巨大な拳銃。
  2. デザート=イーグルのスケールアップヴァージョン。
びーがたそうび【B型装備】
  1. いわゆるEVAの通常装備のこと。
  2. ベーシックな地上戦用。
ひかり【ひかり】
  1. 洞木ヒカリのネームソース。東京・博多間を結ぶ、東海道・山陽新幹線の主力列車名。使用車種は0系・100系・300系。
ひぐちしんじ【樋口真嗣】
  1. 「ナディア」の「南の島編」の演出や「トップをねらえ!」のコンテ等で知られる。EVAでは8,9話の演出として参加。庵野監督とはDAICON FILM以来の付き合いでもある。最近では「ガメラ」シリーズの特技監督をやっていた。
  2. 碇シンジのネームソースである。
ひじょうようでんち【非常用電池】
  1. 何らかの理由で外部電源が使用できない場合に、EVAの活動時間を延長するために肩パーツにつける電池。
ひだりてのくすりゆび【左手の薬指】
  1. 結婚・婚約指輪をするところ。
  2. 映画版第26話で、ミサトのペンダントがシンジの左手の薬指に引っかかった。
ぴぱのうた【ピパの歌】
  1. 英国の詩人ロバート・ブラウニングの劇詩「ピパ過ぎゆく」の中の劇中詩。
  2. NERVのロゴマークの下部にある " God's in his heaven, All's right with the world."というフレーズを含む。
ひゅうが【日向】
  1. 日向マコトのネームソースとなった戦艦の名前。宮崎県の古名より。
  2. 伊勢級戦艦二番艦。基準排水量29900t、主砲は36cm砲二連装六基。大正7年4月30に三菱長崎造船所にて竣工。昭和9年より二年間をかけ近代化改装を行い、排水量も36000tになる。大東亜戦争開戦時は姉妹艦の「伊勢」と共に第一艦隊第二戦隊として桂島泊地にあり、ミッドウェー海戦で初陣。その後アリューシャン作戦を支援。帰港後、ミッドウェーで被った空母の穴を埋めるため有名な航空戦艦化改装を行い、後部の五番、六番砲塔を撤去しそのあとに飛行甲板を設置した。しかし、すでに搭載可能な機体もなく、その飛行甲板は結局意味をなさなかった。改装後は第四航空戦隊旗艦として捷一号作戦に参加。小沢艦隊の一艦として、ハルゼー艦隊に対するエサとなるが、辛くも帰還。その後は燃料もなく防空砲台として呉港外に係留され、米軍機の空襲で大破、着底、そのまま終戦を迎え、戦後解体された。
ふぃりっぷけーでぃっく【フィリップ・K・ディック/Philip K Dick】
  1. SF作家。
  2. 最終話日本語サブタイトル「世界の中心でアイを叫んだけもの」はこの人の短編から。
ふぇらーりさんにいはち【フェラーリ328】
  1. ミサトの車。サキエル襲来時にシンジを迎えに行った為に壊れたルノーの代車。
  2. と言う設定になっているが、実は「どうしても赤い車が良い」という庵野監督が貞本さんに頼んだらしい。
ぶたいのたとえ【舞台のたとえ】
  1. 意識を説明する際にはよく、スポットライトで部分的に照らされている舞台のたとえが使われる。そこでは、部分的に照らし出されたり、全体として薄暗かったり、暗闇であったりして、時には観客が舞台に介入したりしてくる、そしてそこには非常口が準備されている。
  2. 第弐拾伍話・弐拾六話での、舞台・観客席・非常口は、このたとえに基づいていると思われる。
ふたごやま【二子山】
  1. ヤシマ作戦における狙撃地点。
  2. 箱根駅伝の往路ゴール地点(=復路スタート地点)。
ふゆづき【冬月】
  1. 冬月コウゾウ副司令のネームソースとなった防空駆逐艦の名前。
  2. 一等駆逐艦秋月型八番艦。基準排水量2701t。主砲は長10サンチ高角砲連装四基。昭和19年5月25日に舞鶴造船所で竣工。昭和20年、いわゆる大和特攻こと天一号作戦に参加するが生き残り、門司港内で終戦を迎え、戦後解体された。
ぷらぐしんど【プラグ深度】
  1. エントリープラグ挿入時において、プラグ内でインテリアをどれだけコアに接近させるかを表す度数。エントリープラグ内にこれを調節するためのレールがある。
ぷらぐすーつ【プラグスーツ】
  1. EVAとパイロットのシンクロを補助する為のパイロットスーツ。
  2. 着用時、スーツの下は全裸でなければならない。
  3. 耐熱・耐圧に優れ、生命維持機能も有す。
ぷらずまでぃすぷれい【プラズマディスプレイ】
  1. 96年の秋頃に大手電機各社が発表した壁掛けテレビなどで有名になった画像表示方式の一つで、カラーノートが出始めた頃はこの方式を採用した製品も多かったらしい。
  2. 画面がRGB三色を発する画素の集合である、画面がフラットであるなどの点は液晶ディスプレイと同じだが、見る方向によって色が違ってみえることがないというのが大きな特徴。
  3. ただ、基本的にオレンジ系の色が出がちらしい。
  4. NERVの支給品(?)のノートのディスプレイもこの方式なんですね。
ぷりう゛のぼっくす【プリヴノボックス】
  1. EVAの実験体が置かれている場所。
  2. 本部の地下にあり、タンパク壁で四方を囲まれた純水のプールである。
  3. 雑菌の繁殖を防止するため、オゾンを注入しており、又、トラブルに対しては「ポリソーム」と呼ばれる無人の浮遊機械で対処する。
ぷろぐないふ【プログナイフ】
  1. プログレッシヴナイフの略称。
ぷろぐれっしう゛ないふ【プログレッシヴナイフ】
  1. EVAに装備されている近接戦用兵器。粒子を光速の数十パーセントまで加速して刃を形状化している。
  2. 初期型は普通のナイフ状だったが、改良型はカッターナイフ状で刃の出し入れが可能な上、替え刃もある。
ぺあるっく【ペアルック】
  1. アベック(死語)等が、同じ又は弐着で一対をなすような服装をすること、またはその服。
  2. 不潔よ〜っ2人ともっ (byヒカリ
  3. いや〜んな感じ (byケンスケ with トウジ
へいせい【平成】
  1. 「昭和」の次の元号。1989年が平成元年。
  2. 皇室がどうやってセカンドインパクトの水位上昇を乗り切ったのかは知らないが、2015年現在もまだ平成年間である。
へいそうびる【兵装ビル】
  1. 対使徒迎撃用要塞都市である第三新東京市の市街に立つビルのなかで、内部にEVA用の装備(予備パレットガン、電源ケーブル等)を納めたものやEVAのリフトの出口となっているもの、戦闘時に盾として役立つもの等の総称。
  2. 状況に応じて地下に格納することも可能。特に集光ビル等の非戦闘用設備は即沈められ、ジオフロント内天井都市となる。
へう゛んずどあ【ヘヴンズ・ドア/Heavn's Door】
  1. 天国の入り口のこと。
  2. セントラルドグマメインシャフトターミナルドグマの間にある最後の隔壁。
へきるせい【へきる星】
  1. へきりすとの聖地。入るには、合言葉”へきへきらるらるへきらるら(Japanese:こんにちわ)”を唱えなければならない。
  2. 相田ケンスケの本籍地。(コミック版。TVでは神奈川県横浜市港北区新吉田)
ぺしみずむ【ペシミズム】
  1. 悲観思想。世の中を悲観的に見る人のことを「ペシミスト」とも言う。心理学用語。対義語は「オプティミズム(楽観思想)」。
へっじほっぐすじれんま【ヘッジホッグス・ジレンマ/Hedgehog's Dilemma】
  1. 第四話英語サブタイトル。
  2. 人と人との間の「心理的」距離が近くなればなるほど、お互いを傷つけ合うという人間関係のジレンマを言う。
  3. 命名者は米国の精神分析医ベラックだが、その由来はドイツの哲学者ショーペンハウエルの寓話であり、又、これと同様の内容を最初に考察したのはフロイトである。
  4. 実は「ヤマアラシのジレンマ」を英訳すると"Porcupine's Dilemma"である。"Hedgehog"はハリネズミでヤマアラシより刺が柔らかい。
へびのどく【蛇の毒】
  1. 古タルムード(律法書)によると、イヴを滅ぼし、またそのイヴにより全人類を滅ぼした物。
  2. 一度は消滅したが、ユダヤ人が金の牛(偶像)をあがめ始めたことで復活したとされる。
ぺるそな【ペルソナ】
  1. 人、人身、人格。元は仮面という意味。
  2. キリスト教で知恵と意志を備えた独立の主体。位格。
  3. ある状況を乗り越えるため表面に出す性格。
ぼあ【BOA】
  1. ビールのブランド名の一。
  2. 「空飛ぶ幽霊船」というアニメ映画に登場した黒潮物産の「ボアジュース」のパロディ。
ぼうえいしょう【防衛省】
  1. セカンドインパクト後に、防衛庁を拡大改組して省に格上げされた。
  2. 軍事面の強化を目的としたが、国防意識の高まりの中、割とスムーズに受け入れられたらしい。
ぼうかようすい【防火用水】
  1. 火事に備えて設置されている水のタンクのこと。プール等は公営/市営を問わずこれに当てられる。
  2. 「ぬるいな。」「ああ。」
ぼうそう【暴走】
  1. EVAが制御不能になっている状態。
  2. 精神汚染の末期症状。
ほうたい【包帯】
  1. 負傷した個所に上から巻き付ける(主に白の)細長い布の事。
  2. 綾波の魅力の一つ(本当か?)。
ぼくはなく【ボクハナク】
  1. コミック版EVA STAGE.5 サブタイトル。
  2. ムーンライダーズのアルバム「DON’T TRUST OVER 30」の中の一曲。
ぽじとろん【ポジトロン/陽電子】
  1. 電子の反粒子。質量は電子と同じで、電気量はプラスで電子と反対である。光よりエネルギーの高いγ(ガンマ)線によって電子と対になって作られたり、ある種の原子核の崩壊の際に発生する。
  2. 電子の相対論的な方程式の結論としてディラックによって理論的に予言された。
……らいふる【ポジトロンライフル】
  1. 光電子砲のこと。荷電粒子砲の一種。
  2. 高い電圧をかけることにより、粒子を加速し、ビーム状にして発射する。
  3. NERVでも開発が進められていたが、戦自研のそれの方が早く完成したため、現在はそれを使用中。
ぽりそーむ【ポリソーム】
  1. 細胞中で蛋白質の合成を行うリボソームが m-RNA を読みとり、複製する際、リボソームがつながって見えることよりついた名前。そういう細胞器官があるわけではない。
  2. セントラルドグマ・Dブロック・プリヴノボックス周辺のプールの警備用の浮遊兵器。
ほるすのめ【ホルスの目】
  1. ゼーレの紋章ともなっているモチーフ。「ヤハウェの目」とも呼ばれる。
  2. 米国の1$札の裏面にも印刷されている他、秘密結社フリーメーソンの紋章ともいわれる。